🌏Earth Friendly Maki From California🌏

地球に優しい選択をしていくライフスタイルブログです。 ヴィーガンというライフスタイル、レシピ、エコ、エシカルな事などについてアメリカ北カリフォルニアから発信しています。(たまに箸休めに雑談も書いています。)

オーガニックコットンの開拓者、サリー・フォックスさんとは?

オーガニックコットンの開拓者、サリー・フォックス(Sally Fox)さんの概要

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1959年、不動産業の両親の元、カリフォルニア州ウッドサイドに生まれる。
7人兄妹の6番目。 FoxFibre および Natural Cotton Colours Inc. の創設者。
1988年にテキサス工科大学で機械で紡ぐ事のできる茶綿を蘇らせる事に初めて成功。
それから翌年1989年には日本の工場に大きく販売したり、植物品種保護証明書(植物の特許)を取得。
FoxFibreの商標登録をし、その後間もなくL.L. BeanやLand's Endなどの大きな会社が大量に注文を出し、彼女の事業は十億円の価値の会社に急成長します。
ですがその後、南カリフォルニアの他の綿栽培業者達の働きでアリゾナに追いやられ、それから北カリフォルニアに戻り…と大変な時期を経験します。
それに加えて1990-1995年の間にヨーロッパ、アメリカ国内、日本の主要の取引先が次々閉鎖されさらに窮地に。
・・・と、波乱万丈な人生を歩んでいる彼女。

ちなみに彼女が茶綿を発明したというわけではなく、それはずっと自然界に存在していました。
しかし彼女は、今まで誰も茶綿が機械で紡ぐことが可能であると思わなかった中で、機械で紡ぐことのできる無農薬の茶綿(オーガニックカラードコットン)を世界にもたらしました。

彼女は環境を守るため、コットンの有機栽培(オーガニックコットン)を提唱しています。 彼女の素晴らしい業績は数々の環境団体から賞賛されています。
カリフォルニア州にはサリー・フォックスさんが栽培する完全無農薬オーガニックコットン、野菜などの畑があります。
木綿と大豆の畑を交互に植えることによって、大豆につく天道虫が木綿につく害虫を食べてくれるという自然のサイクルを利用して無農薬栽培を実践しています。

いつから綿(コットン)に興味を持ちはじめたのか?

7歳の時にウッドサイドからメンローパークに引っ越す。(どちらもシリコンバレーに位置している高額所得者が多く住むエリア。すぐ近くにスタンフォード大学があります。)
12歳の時に初めて綿(コットン)に興味を持ち、ベイビーシッティングをして稼いだお金で紡錘(ぼうすい、Spindle)を購入して彼女はリネンなどの家庭用品から様々な綿の糸を作りました。

学生時代

高校の時の昆虫学の先生、エリザベス・ワンガリにインスパイアされる。
その先生に、Palo AltoにあるZoecon(カールジェラッシの会社)で研修期間(職業実習)を得る手助けもしてもらいました。
そこでは、昆虫をコントロールする自然の方法を開発していました。
出身校はカリフォルニア州立ポリテクニック大学(通称カルポリー、私の親戚の子達も通っていたり卒業したりしている大学)
大学では昆虫学と生物学を専攻していました。 大学卒業後はピースコープス(平和部隊)に加わり、地元の米やピーナツなどの作物に害を及ぼしたペストや病気、環境要因について学ぶために西アフリカのガンビアに渡る。
そこで初めて農薬の危険性を知る。

※ヨーロッパとアメリカはDDTと他の塩素化炭化水素を主成分とする農薬を最近禁止しました。

2年間の任期を終える前に病気をし帰国を余儀なくされた彼女は帰国後、カリフォルニア大学リバーサイド校で昆虫学の修士号(MBA)取得。
そして "実際農薬を残したまま退去しなければならなかったことは恐ろしいことでした。" と彼女は言います。

※ 彼女は1985年大学生の時に茶綿(ちゃめん)に出会い、恋をします。

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茶綿(カラードコットン)の大革命(誕生)

彼女の躍進は、1988年にテキサス工科大学で、機械で紡ぐことができる最初の天然色の綿の生産に成功したときに起こりました。
日本の繊維工場での販売後、彼女は勤めていたサンドクロッププロテクションでの仕事を辞め、カリフォルニア州ワスコに拠点を置く自身の会社ナチュラルコットンカラーズインクを設立しました。
1989年、彼女は約5000 年前の綿である茶綿(カラードコットン)を甦らせました。
彼女は誰も可能であると思わなかった、機械で紡ぐことのできる無農薬の茶綿(オーガニックカラードコットン)を世界にもたらしました。 「綿」と聞くと大抵 “白色” をスタンダードとして思い浮かべると思いますが、白い綿は染色のしやすさなどを求めて品質改良を重ねてできた綿だそうです。
綿の原種といわれるものは茶綿で、茶綿はその名の通り茶色の綿です。 茶綿は陽射しが強いところで育つ為、紫外線をカットする効果があると言われており、病害虫にも強いです。
しかし繊維が太く短いので製品化に不向きだった為、製品化する際も使用できるようにと何度も何度も品質改良をし、スーピマと交配することで、現在の茶綿「コヨーテ」が誕生したそうです。
その時までは、色のついた綿は短く弱い繊維だったため、機械で紡ぐにはとても時間がかかっていました。
それまでは、商業的に用いられた唯一の綿は機械織りに適した強い繊維の白い綿でした。
しかし、白い綿は環境にやさしい製品ではありません。
なぜなら、白い綿は製品になる前に漂白し、それから染めなければなりません。
この両方のプロセスは大量の汚染を引き起こします。(このときに使われる漂白剤や化学染料は分解されないまま、下水から川、海に流れていきます。)
彼女のカラードコットンは漂白や染色を必要とせず、初めて、繊維工業と市民は環境にやさしい服はどうあるべきかについて目にし、考え直すことができました。

賞の数々(Awards)

◾︎ United Nations Programme Award
◾︎ 1992, Edison Award for Environmental Achievement by the American Manufacturing Association
◾︎ Green Award from Green Housekeeping Magazine
◾︎ 1993, IFOAM - Organics International Organic Cotton Recognition Award

オーガニックコットン製品のメリットとは?

オーガニックコットンのメリット、というと多くの人がなんとなく

・良い生地
・肌に優しい

だとか目に見えた効果やメリットがあるように思っている気がするんですが
私個人的には、オーガニックコットンだから肌に優しいだとか肌触りが良い、生地が良いだとかは思いません。
身に付けただけで、ノンオーガニックのものとの違いは個人的にはわかりません。
(オーガニックの食べ物だって、認証ステッカーなしで食べただけではノンオーガニックのものとの差なんてわかりません。)

オーガニック農産物、オーガニック加工食品、オーガニック畜産物、オーガニック飼料、オーガニックコスメ etc...にも当てはまるように、オーガニックコットンだから品質が特別優れているとは思いませんし、わたしたちに完璧な「安心・安全」を保証してくれるといったものでもないと思います。

私が思うオーガニックコットン(その他オーガニックのもの、フェアトレードのもの)を選んで購入するメリットは

・不当な労働をさせられている世界中の綿花農家の人々、社会的地位の低い人の人間的な尊厳を守る為
・地球の自然環境の保護
・人間、動物、あらゆるこの地球に生きとし生けるもの達の健康の保護

などであって、品質や使用感などよりも、もっと大きな視野でみた所、エシカルの面で、大きなメリットがあると私は認識しています。

不当な労働や、農薬大量使用での地球環境の破壊に加担したくありません。

さいごに(すぐ実践可能なエシカル行動ーファッション編ー)

今からすぐ簡単に出来るファッションに関してのエシカルな行動といえば

・むやみに新品の服を買わない
・買うときはどんなマテリアルでできているかタグをみて、できれば企業理念もみてから買う ・服を買うときはセカンドハンド♻️(リサイクルショップ)
・着ない服は寄付やフリマをしたり、友達にあげる、交換する
・染みが落ちない場合は藍染めや草木染め、タイダイ染めなどでリニューアル ・破けたらそこを縫う、そして「その縫った部分もなんだか愛おしい」というマインドシフト

などなど…考えれば色々あります。

日本人はお洒落だけど、ファッションに対しての考え方をもう少し違う視点からみる必要があると思っています。

時は現在2020年です。
これからの時代は、ミニマルライフの流行もそうだし、ファストファッション業界の業績の悪化もそうだし、

"大量に買っては捨てる"
"安い服を沢山買って毎年買いかえる"
"流行、周りの目を気にする"
"見た目は気にするがマテリアルはさほど気にしない"

などという 『今までの買い物の仕方がダサい』
という時代が来て
『服は物々交換したりセカンドハンドで買うのがクール!』
っていう、エシカル消費がクールな時代がくるのでは?